太陽光発電とメンテナンス

太陽光発電は今、kWからkWhの時代へ

平成24年10月12日  於:京都エコエネルギー学院
太陽光発電とメンテナンス
業界における神話(1)kW神話

太陽光発電はすべて「kW」で語られてきた

  • システム価格 kW当たり○○円
  • 補助金支給額: kW当たり48000円
  • 補助金の条件:システム価格上限は当たり60万円

業界における神話(1)kW神話

システム出力kWは太陽光発電システムのある限られた条件における能力を示すに過ぎない
▶ KWは実際の発電量ではない!
25℃、AM1.5⇒人間を数学のテストで測る?

これからは、KWHで語られるべき

業界における神話(2)メンテナンスフリー神話

いつのまにか太陽光発電はメンテナンスフリーといわれるようになった

⇒顧客:「メンテナンスフリー」=「故障がない」と解釈
⇒業者:「メンテナンスフリー」=「アフター不要」と説明

実際には故障も起こるし、アフターメンテも必要むしろ故障発見が難しいだけにアフターメンテナンスがより重要

NPOの調査結果

太陽光発電システム故障発見の難しさ

  1. 日々まったくの自動運転のため注意が向かずモジュールが部分故障しても発電量は減るものの一定の発電をしてしまう。
  2. 発電が元々不安定のため、季節要因なのか、個別の故障要因なのか判別できない。
  3. しばしば全く発電していなくても気が付かない。
  4. サービスマンが現場を見ても故障判定はむづかしい電圧一定、電流値は常に変化

「発見遅れ」がそのまま金額に反映する。 設置後の運用・管理が成否を決する

太陽光発電トラブル事例1

太陽光発電トラブル事例2

太陽光発電トラブル事例3

太陽光発電とメンテナンスの考え方

  • トラブルは必ず起こる ・・・マイナスと考えない
  • 自動車業界には車検制度、整備工場、JAFなど
  • 太陽光発電も設置と管理運用をセットで考えるべき⇒設置価格の安さだけで選ぶと危険
  • トラブル対処法を知る  (⇒早期発見が重要)

対処法① まずはデータの管理⇒定点観測の徹底

対処法② メンテナンス方法の確立

赤外線カメラ、I-Vカーブトレーサー他

定点観測の実例

年間発電量の管理

不具合発見方法・カーブトレーサー

不具合発見方法・赤外線カメラ

不具合発見方法・スーパーラインチェッカー

太陽光発電とメンテナンス(まとめ)

1、太陽光発電にはトラブルはある

  • トラブルを恐れる必要はないが細心の注意が必要
  • トラブルへの対処の仕方をあらかじめ知ること

2、早期の故障発見こそが大事

  • 日々の観測を怠らない
  • 運用・保守管理のノウハウを持つ会社を選ぶ

3、導入は「設置価格」と「保守管理」の総合で判断